x86/x64がメインでARMがサブなのではなく、x86/x64とARMを同等の位置のプロセッサにしようとしているように見える。
独自マイクロアーキテクチャのARMコア開発や、ARMとx86/x64をスイッチャブルにできるチップ設計フレームワークの
計画が、x86 CPU会社から脱しようとするAMDの姿勢を鮮明に表している。
AMDは、独自のARM CPUコア開発チームを立ち上げて高性能ARMコアの設計を行なっている。
また、x86/x64とARMの両CPUコアをオンチップファブリック(内部インターコネクト)互換にし、
さらに同じ物理設計のSoC上のCPUモジュールスペースに両コアをはめ込むことができるようにしようとしている。
多大なコストをかけてARMコアの開発を進めており、x86系CPUコアとARM系CPUコアのAPU/SoCを
同時並行で低コストに開発できる態勢を整える計画だ。
今後2~3年で、AMDの多くの製品分野で、x86/x64版とARM版が併存することになる。
AMDは、x86/x64とARMの両方のソリューションを投入できるという独自性を活かそうとしている。
AMDは今年(2014年)5月にこうしたAmbidextrous戦略の概要を明らかにしたが、製品ロードマップを
図式化して整理するとAMD戦略の全体像が見えてくる。
従来のPC業界の常識から見ると、ARMとx86/x64の両輪へと切り替えたAMDの現在のCPU/APUロードマップは
入り組んでいて複雑だ。x86/x64系のCPUコアが、PCとサーバー向けに年毎にコアが世代交替する、
従来の単純なロードマップとは異なる。
AMDのラインナップでは、2016年以降には、合計で4系列のCPUマイクロアーキテクチャ系列が併存するようになる。
x86/x64系の高性能CPUコアのBulldozer(ブルドーザ)系と、x86/x64系のローパワーCPUコアのBobcat(ボブキャット)/
Jaguar(ジャギュア)系以外にARM系コアが加わるからだ。AMDは、ARMからソフトマクロRTLのライセンスを受けた
Cortex-A57を今年(2014年)投入。
2016年にはアーキテクチャルライセンスによる、AMDの独自開発マイクロアーキテクチャの、より高性能な
ARMコア「K12」を投入する。AMDはK12とCortex-A57が併存するとしているため、x86/x64系とARM系それぞれで、
性能レンジの異なる2系列のコアが併存することになる。
製品カテゴリ的に見ても、AMDの製品群の中でのARMの位置づけが拡大して行く。
最初の段階では、AMDのARM製品はサーバーと組み込み向けマルチコアCPUだけだ。
しかし、来年(2015年)になると、クライアントと組み込み向けAPU(Accelerated Processing Unit)が加わる。
2016年には、Cortex-A57のサーバーSoCよりも高性能なサーバーSoCが加わる。
AMDが今後伸びるとしている、組み込みと低電力クライアント、そしてスモールコアサーバー、セミカスタムの全ての
分野でx86とARMが並ぶことになる。x86だけのカテゴリとして残るのは、パフォーマンス&メインストリームPCと
伝統的な高パフォーマンスマルチプロセッササーバー市場だけだ。
もっとも、AMDは、既存のPC市場も維持するつもりで、パフォーマンス/メインストリームPC向けのAPUも開発し続ける。
来年には新しいパフォーマンスCPUコア「Excavator(エキスカベータ)」ベースのAPUが登場する。Excavatorベースの
APUはPCでは「Carrizo(カリゾー)」、サーバーでは「Toronto(トロント)」。GPUコアはVolcanic Islands世代となり、
サウスブリッジのFCHチップも統合されたSoCになる。メモリはDDR4で、今のところスタックドDRAMのソリューションは見えない。
また、マルチプロセッササーバー向けの後継製品も、今のところ状況が分からない。
AMDは伝統的なPC&サーバー市場が同社のビジネスに占める割合は2015年までに50%に減ると見ている
こうして見ると、AMDは従来型の市場はx86で、今後発展する可能性のある市場は
x86とARMの両輪で戦おうとしていることがわかる。
具体的なARM製品戦略では、今年(2014年)後半に、ARMの64-bitコア「Cortex-A57」を搭載した
サーバーCPU「Seattle(シアトル)」を投入する。ブランド名は「Opteron A1150」。4~8コアのCortex-A57を搭載し、
サーバー向けのトーラスネットワークファブリック「Freedom Fabric」をオンチップに統合する。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20140730_660030.html
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これを00~10年代に半導体メーカーは繰り返したからな
モバイルや低電力の一点突破でニッチなシェア確保しようとして失敗
Intelには技術で勝てない 全方位戦略するには資金力は技術以上に差がある
つーても古くはAM29000をやってたりしたわけで、
RISCをやる事で自由度を増すのはいいような気がする。
ただ、AMD製ARMそのものでは勝負できないだろ。
コントローラーとして売るか、コアライセンスで商売するか。
半導体しか作っていないAMDとしては。
x86とARMをpin互換にすると何かいいことあるのか?
ARMコアとしてみればバカ高い製品になりそう。
>意味がわからん。
Android (ARMも有り) とSurface Pro (x86) が同じ製品で、同時に走るとか、
iPad (ARM) とMac (x86) が同じハードで同時に走る。
物理的ピン互換はあっても命令セットには互換性はない。
BIOSなどのファームウエアを入れ替えるだけでいいからな
そうなるとARMのマザーの価格が下がりx86マザー並みの価格になる
いや、それはない。
そもそも組み込みなら今でもARMマザーは大量生産だしな。
個人向けなんて大した規模ではないし、第一個人向けボックス端末でARMをわざわざ選ぶべきOSがそもそもない。
Rasberry PIのような例もあるし
1万円くらいでCPUの載ったマザーが出ればそれなりの需要はあると思うけど
そのグレードのものはx86でもすでに存在する。
AMDのx86の省電力プロセッサと64bitARMをピン互換にすることで採用されやすくなるのかも
インテルCPUモデルのバリエーションの可能性を捨ててまでAMD専用設計になんてしない。
CPUを取り替えるだけでWindows PC、WindowsタブレットにもChromebookやAndroidタブレットにもなる
例えば、Windowsはタブレットが弱いがAndroidタブレットと部品を共有できるなら採用しやすくなる
Windowsタブレットが売れなかったとしてもAndroidタブレットに流用できるからな
逆にChromebookで売れなかったとしても部品をWindows PCに流用できる
ない。
そもそもARMタブレットならクアルコムのスナップドラゴン一発が一番安くてシンプルだし、
x86タブレットならインテル構成が一番安定でインテルの超強力サポートが得られる。
そこでわざわざワンチップですまないAMD構成でのARMタブレットなんて高くて不安定なだけだし、
x86構成なんてそれこそ劣化インテル構成にしかならない。
Intelはスマホ、タブレット向けでAMDの売り上げと同等程度の損失をだしてる
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/14/071600070/
一方、タブレットや携帯電話などの「Mobile and Communications Group」は同83%減の5100万ドル。
同部門の営業損益は11億2400万ドルの赤字で、赤字額は前年同期の7億6100万ドルから拡大した。
そこ、まさに14nmのx86で食い込める目処が立ってるところだよ。
そのためにインテルはbbまで作ってる。
目標1年間で4000万台だろ?
Android端末の出荷台数は1年間で10億台だぞ
インテルCPUのAndroidなんてすでにいくらでもある。
そのうえで、さっきも書いたが
クアルコムのスナップドラゴン一発にするのか、そうしないのかだけが重要なのが今のスマホ、タブレット構成。
そこでAMDでのARM/x86天秤構成なんて言う一番中途半端で使い物にならない構成なんて誰も使わないんだよ。
スナップドラゴン一発にしないならインテルにする。当たり前。
中途半端じゃないだろ
WindowsタブレットとAndroidタブレットでSoC以外のパーツを共有できるんだぞ
Windowsタブレットを出しやすくなる
Windowsタブレットを出しやすくするためにクアルコム一発構成捨ててAndroidタブレットの価格を一万円近く値上げしてしかもbbを不安定にするの?
それってどこの自殺志願メーカー?名前挙げてみて。
今期はTegra K1のタブレットが多い
去年はクアルコムだらけだったけどな
タブレットはクアルコムが絶対的に強いわけじゃない
結局はSoCの出来しだいだけど
bbのないWi-Fiオンリーモデルで、
3Gモデルのバリエーションを最初から捨ててるなら
チップの選択肢は広がるけど、
当然台数は大した数にならないし、
bbないからスマホには当然適合しないよ。
当然それ理解してるインテルは自社Bbや新興企業のBbの完成度アップに必死になってる。
部品を両方の分野で使いまわせるのは強い
PCではWindowsが圧倒的に強いし、タブレットではARMが圧倒的に強い
Windowsタブレットで失敗してもSoCを取り替えるだけでSoC以外のパーツをAndroidタブレットに流用できる
Chromebookで失敗してもWindows PCにパーツを流用できる
8086だってXeonまで行くとは誰も思ってなかったでしょ。
日本もSparcに国費を投じる位ならこっちをテコ入れした方がまだいいと思うけどね。
AMDだって勝負できない状況ではない
相変わらず理解できてないみたいだけど、一番数が出るスマホで一番大切なのはBb。
ファブレットでも同じ。
これ理解してない人の意見は見てて冷笑しかできない。
唯一の例外はAppleで、あそこは「ウチの製品の通信が不安定なのはキャリアが悪い」くらいやってくる893だからなんでもアリ。
まず、今はそんな赤字大きくない。
さらに、CPU以外の構成一式では赤字ではないし、
それを採用したメーカーが他CPUを使わないことで他チップベンダーが苦しむ効果もある。
繰り返すがスマホらタブレットでCPUやGPUにだけ着目してる人はまず頭切り替えないと話にならんよ。
iPhoneはクアルコムのモデムチップつかってるだろ
当初はクアルコムのライセンス無視した実装をしててクアルコムチップも使ってなかった。
さすがに裁判で負けそうなんで途中からクアルコムチップをしぶしぶ積んだ。
それまで、iPhoneの通信が不安定なのはキャリアのせいにされてたんだよ。
知らないなら勉強してくれ。
そのうえで、x86との互換性目当てでAMDのARMに乗り換えるなら
周辺構成がx86構成並でなければならず当然コストが上がる。
その分、クアルコムチップを捨てて格安bbベンダーの製品にせざるを得なくなるのが確定。
Intelの出る幕なし
今のところ、通話可能にするなら俺もそれでいいと思う。緊急電話とかかからなかったら真面目に泣くしな。
データ通信オンリーなら多少は譲れるところも出てくるが、
IOTのコスト考えたらそれでもクアルコムでいいわな。
AMDの主たるターゲットがタブレットやスマホとは思えんね。
あわよくばというのは当然あるだろうが、たぶん狙ってない。
まずはサーバだろ。
AMDはそこはわかってる
組み込み、クライアント向けのAPUやSoCの話
2015年にリリースされるProject SkyBridgeでは、サーバー用途も考えられてはいるが、
どちらかといえばモバイルや組み込み向けというイメージだ。
AMDでは、Project SkyBridge対応のプロセッサが、
2015年の段階で本格的にサーバー分野に入っていく、とは考えていないのかもしれない。
このあたりは、Opteron A1100などのサーバー向けARMプロセッサが実際にリリースされ、
64ビットARMプロセッサ対応のOSやミドルウェア、
アプリケーションがどれだけそろってくるかにかかっているだろう。
一方で、Project SkyBridge対応のARMプロセッサにはGPUが搭載されるため、
サーバー分野でARMプロセッサの利用が広がれば、
サーバー分野でもGPGPUの利用が始まる可能性がある。
なお、APU化したARMプロセッサは、ネットワーク関連の組み込みプロセッサとしては、
高い性能を持つかもしれない。GPUは並列処理性能が高いため、
ネットワークを流れるデータパケットを高速に処理できる可能性があるからだ。
こういった性能が認められれば、ファイアウォールやL3スイッチなど、
専用チップを使って処理しているネットワーク機器で、APU採用が加速するかもしれない。
マジレスすると、先行してるnvidiaでもできるエリアには先はない。
x86でしか優位性が出せないintelは今後はジリ貧だろw
むしろARMの領域がどんどん、x86に食われてく流れ。