今までの情報では2015年後半に登場すると言われていたIntelの第6世代Coreプロセッサ「Skylake」だが、そのデスクトップ向けモデルである「Skylake-S」が8月にローンチされる見込みであると海外サイトが報じた。
最新の情報によると14nmプロセスのSkylake-SはIDF 2015 San Francisco内で発表されるのではないか言われている。ちなみに今年のIDF San Franciscoは8月18日から開催される。また表から読み取るにSkylake-Sには、
- 4+2 95W “K”
- 65W & 35W
- 2+2 65W & 35W
の3つ異なるSKUが用意される。つまり倍率ロックモデルと同時期にアンロックモデルのKシリーズも登場することになる。
やったぜ。上位モデルの”K”は4コアでTDP 95W、その下にTDP 65Wのモデルと35Wの4コアモデル、さらにその下に2コアモデルが用意されるようである。デスクトップ向けのSkylake-Sと同時期に発表されるモバイル向けCPU「Skylake-U」には内蔵グラフィックスにGT2を採用するものとGT3eを採用するモデルが登場するが、Skylake-Sの内蔵グラフィックスにはHaswellと同様にGT2レベルのものが採用されるという。ただし、今後GT4eを採用するモデルが登場するかもしれない(i7-4770Rのような内蔵グラフィックスを強化したモデル、ベアボーン向けになる可能性大)が、それが単品発売されるかは微妙なところ。dGPUを付ける人がほとんどなので需要についても微妙なところ。
当初の情報では、2015年後半はDDR4に対応するSkylake、Haswell(Devil’s Canyon)の改良版となるBroadwell、そして現在も販売されているHaswell-Eという3つの異なるpinを持つ製品が共存することになるということであったが、Skylakeの倍率アンロックモデルが出るとなるとデスクトップ向けのBroadwellであるBroadwell-Kは本当になくなってしまうのかもしれない。
Skylake-SはIntel 100 Series ChipsetであるZ170及びH170チップセットを内蔵したLGA 1151ソケットの新しいマザーボードに対応することになる。100シリーズチップセットはZ97やZ87チップセットからの大きな変更点はないが、PCI-EレーンやUSB 3.0が増えるなどの機能強化が為される(Z170ではPCI-Eは20、USB 3.0は10ポートに増加)。
早ければ今年6月に行われるComputex 2015で台湾の各マザーボードメーカーがSkylake対応製品を展示するかもしれない。
待ちに待ったアンロック版Skylakeの登場ですね。今は時期が悪いとか言える日も少ないですね。さて、Skylakeに期待する人は少なくないでしょうが、いざ購入しようとした場合にCPU以外にLGA1151という新規格のマザーボードとDDR4という新規格のメモリを用意しなきゃいけない人がほとんどだと思うので、アンロックモデルを買うような上を目指す人たちであればHaswell-Eのときと同様にこれら3つだけで10万弱は用意しなきゃならないですね。大変ねー。
Broadwellは当初モバイル端末向けのみとなる予定だったのが一転し、デスクトップ向けにも提供されることになったのが去年の3月でしたが、14nmプロセスが遅れに遅れた結果、Skylakeとの共存というめちゃくちゃな展開になるかもしれませんでしたが、Skylakeのアンロックモデルが出るということはさすがにそれを避けたのでしょうか。デスクトップ向けのBroadwellがどうなってしまうかはIntelの大本営発表待ちでしょう。4月にIDF 15 Shenzhenがあるのでそこでなにか情報が出ればいいですね。
下位互換をバッサリ切るからIntelは使いにくく感じるな