【Impress Watch】 (2015/6/3 06:00)
Intelは、COMPUTEX TAIPEIの基調講演に登場し、同社がAppleなどと規格を策定し普及を進めてきた
Thunderboltの最新版となるThunderbolt3を発表した。Thunderbolt3ではコネクタとして従来までの
Mini DisplayPortに変えて、USB Type-Cコネクタを採用する。また、伝送速度はThunderbolt2の20Gbpsの倍と
なる40Gbpsをサポートする。
Intel Thunderboltマーケティングマネージャのジェーソン・ジラー氏によれば「Thunderbolt3はUSB Type-Cの
Altモードを使って実装され、ケーブルはUSB Type-Cのものを流用もできるし、より高速に使いたいなら
Thunderbolt3用のケーブルを利用することもできる。また、変換アダプタを利用することで従来の
Thunderboltのデバイスも利用することができる」と述べ、Thunderbolt3が従来のThunderboltと最新の
USB Type-Cコネクタの互換性を実現する目的で策定され、従来のThunderboltのデバイスを所有する
ユーザーにも下位互換性を実現するとした。
■USB Type-Cコネクタを採用し、伝送速度が40Gbpsに強化されたThunderbolt3
ジラー氏によればThunderbolt3はシンプルにUSB Type-Cコネクタの拡張仕様となるAltモードを利用していると
いう。USB Type-Cではコントローラの内部で、プロトコルを利用する仕組みが用意されている。
USB Type-Cコネクタには、物理的にUSB3.1が2系統、USB2.0が1系統のデータ信号線が用意されており、このうち
USB3.1の2系統を、DisplayPortやMHLなどに切り替えて利用できる(この機能をAltモードと呼んでいる
)。Thunderbolt3でもこの機能を利用しており、USB3.1の2系統をThunderbolt3で利用して、最大で20Gbpsで
利用することができるのだ。
この20Gbpsというのは一般的なUSB Type-Cケーブルを使った場合で、Thunderbolt3用に
“アクティブケーブル”として製造されたケーブル(仮にThunderbolt3用USB Type-Cケーブルと呼ぶ)を使った
場合には40Gbpsの転送速度を実現できる仕組みになっている。このThunderbolt3用USB Type-Cケーブルには、
銅線版と光ケーブル版の2つがあり、前者が2mまで、後者が60mまでとなる。
ジラー氏によればこのThunderbolt3用USB Type-Cケーブルのコストは「現行のThunderbolt用のケーブルと同じ
程度になる」とのことで、引き続きThunderbolt3用USB Type-Cケーブルも高コストという問題を抱える可能性が
高い。これに対して、20Gbpsのケーブルは、普通のUSB Type-Cケーブルがそのまま利用できるため、
メインストリーム向けにはこちらが利用される可能性が高いと言える。
従来のThunderboltユーザー向けの後方互換性も検討されており、USB Type-Cのコネクタを従来のThunderboltの
デバイスで使うための変換アダプタ(USB Type-C>Thunderbolt1/2対応Mini DP)も検討されており、これを
利用することで、Thunderbolt3に対応したPCから従来のThunderbolt周辺機器を使ったり、その逆に従来の
Thunderboltに対応したPCから、Thunderbolt3に対応した周辺機器を利用できる。
もうすこし具体的に言えば、現在MacBook ProなどでThunderbolt1/2に対応した周辺機器を使っている
ユーザーは、将来Thunderboltに対応したUSB Type-Cコネクタを持つMacBook Proが発売されれば、そのまま
Thunderbolt1/2に対応周辺機器が利用できるという意味だ。
■Thunderbolt3に対応した新コントローラ”Alpine Ridge”はホスト/デバイス両対応のみ
(以下略)
ソース: http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20150603_705100.html
画像:
依頼: /r/2ch.sc/bizplus/1433134469/42
関連ソース:
Intelが「Thunderbolt 3」を発表–USB 3.1 Type-Cとの共存で延命へ【詳報】
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/spv/1506/03/news054.html
インテル、「Thunderbolt 3」を発表–「USB Type-C」コネクタを採用して40Gbps
http://japan.cnet.com/news/service/35065352/
COMPUTEX TAIPEI 2015 – Intel、USB Type-CコネクタのThunderbolt 3を発表
http://news.mynavi.jp/articles/2015/06/03/computex11/
結局、以前の専用ケーブルと一緒じゃねーか
汎用品が使えるらしい20Gbpsは認める
これってモニター出力にもなるんだろうけど銅線で2m、それ以上長くするなら光ケーブルとなると微妙だな
おびに短し、たすきに長し
まあ、2m以上離れたとこでモニター使う用途もプレゼンくらいしかないし
それなら、AirPlayとかIP上でやればいいし
バスパワー15Wは面白いなあ、プリンターくらいなら動かせちゃう
Type-C使ってるからUSB PD規格使って充電できるというだけ
形状はこれ一つになるし、これで全部カバーできるだろうし
でも、一般向けに普及するとは思えないオーバースペック。
コントローラーとかも高いんだろうな
そろそろLate2008モデルから買い換えたいんだが、サンボルからUSB-Cになるのかとか、そのへんがあやふやだったからずっと見送ってる。
2008年モデルを使い続けてる人が一本万円近いケーブルを買う余裕があるんですかね
外付けGPU解禁なら、一気に広まりそうだが…